篠原さんは編集長として入社されたんですか? |
篠原;いいえ。入社はviva弘前が創刊して半年くらいたってからです。それまでは別の会社でアルバイトをしていました。viva弘前に営業スタッフの募集広告が掲載されていたので応募しました。私、viva弘前の読者だったんです。当時の発行元にどういうわけか採用されて、正社員として働き始めました。 |
別の方が編集長で? |
篠原;はい。やはり女性の方で。ただ創刊して2年ほどで退職されました。発行元が現在の会社に移って、今年の4月までは編集長不在でやってました。 |
4月から篠原さんが昇格されたわけですね。 |
篠原;昇格というか…。別に仕事の内容は変わりませんし、スタッフも私を含めて女性4名ですから、もう何でもやる、できる人がやる、気がついたらやる、という感じです。 |
具体的には? |
篠原;えー、何でもです。基本的に制作スタッフ2名が誌面の構成や広告作成を担当し、記事の取材や作成、広告営業や打合せなどは私ともうひとりのスタッフで担当しています。大半が一般家庭へのポスティングなのですが、市内の各所に設置ポイントを持っていますので、刷り上がったら手分けして設置に行ったり、ご掲載いただいたところへも見本誌としてお持ちします。 |
へんな聞き方ですが、休むヒマがないですよね。 |
篠原;そうですね。でも慣れてしまえば、と言うか慣れてしまっているので普通ですけれど。 |
なにがみなさんをそうさせるのでしょうか? |
篠原;締切りが毎月やって来るから……!? 実は、私は学生の頃、弘前という街がいやで仕方なかったことがありました。みんなそうだと思いますが「何がいや」って分からない。「当たり前さ」が物足りないと言うか…。弘前は寒いし、寒いと気持ちも暗くなるし、どこかよその街の方が良さそうに思えてしまう。ところが、私自身仕事を通じて、ここで一緒に住んでいる方たちにたくさんお会いし、お話を聞いていると楽しいんですね。それと同時に「知らなかった」「初めて聞いた」「気がつかなかった」…。そんなことばかり。これを伝えなければいけないな、と。 |
弘前の良さを伝える媒体としての使命感みたいなものでしょうか? |
篠原;そんなに大げさなものじゃないですね。でも今、ここで暮らしている人たちに情報や話題を提供していくことで「なにもない」のではなくて「知らされていないだけ」でほんとうは楽しいことも素敵なこともたくさんあることに気づいていただけると思います。 |
読者からのレスポンスは? |
篠原;プレゼントによって増減しますよねぇ。でも毎号読者をイメージするには充分すぎるくらいのはがきをいただきます。女性、主婦が多いですが、10代の子が自分のことを書いたはがきを送ってくれたりするので励みになりますね。やっぱり読んでもらっているという実感が一番うれしいです。 |
8年目に入られて、今後の方向性などはどのようにお考えでしょう? |
篠原;お客さまからは「月2回にしたら?」とか「がんばってページを増やしたら?」というお話もいただくんですが、今はギリギリのところでやっている(と思う)ので当面は現状維持です。読者は本当のところ、どう思っているんでしょうね。私たちは結構「すっごいボリューム!」と思っているんですけど…。viva弘前は豪華さやボリュームの多さを目指す媒体ではないかも知れません。独立採算で発行していく以上は広告の出稿などは多いほうがいいのですが、掲載する記事の質を一定レベルで維持し、読者の支持を得られ続けるタウン誌であり続けたいと思っています。 |