発行部数15万部を毎週、通巻700号を越えてかれこれ20年という朝日Willですが、8Pぎっしりの情報は編集が大変ですね。 |
早坂;20年やっていると発行することは「当り前」になってますねぇ。企画は社内で、取材は20名ほどのライターさんが動いてくれています。うちの編集室は「子連れ可」なんです。お子さんも最初は戸惑っているようですが、すぐに慣れますね。お母さんは編集室で仕事をしますから、その間ひとりで遊べるようにお子様セットも完備しています。後は手の空いているスタッフがお相手したり…。 |
配布方法は、どういう形態を採っていらっしゃいますか? |
早坂;朝日Willは「朝日新聞くらしの情報誌」として朝日新聞の購読者に販売所を通じて配布しています。宮城県全域10万部と山形県朝日会中央ブロックの5万部、合わせて15万部になります。定期物は2ヶ月に一度発行する「仙台っこ」があります。こちらは書店や会員社さんで販売しています。 |
このお部屋にもたくさんの本が置いてありますが、朝日Willを中心として他の媒体も積極的に取り組まれていらっしゃるんですか? |
早坂;朝日Willについては20年近くやっていますから、ある程度カタチというかスタイルができています。それを支えてくれるスタッフにも恵まれていますので…。やはり会社としていろんなニーズに応えられるようにしておきたいです。希望があればチラシも作成しますし自費出版のお手伝いもしています。2002年に「保育園&幼稚園ガイド」を発行しました。仙台市は待機児童数が全国ワースト10に入るんですよ。こういった情報はいざ必要なときにどこで手に入るか分からないとか情報としてまとまったものがないというのが現状です。主婦のライターさん大活躍でした。おかげ様で好評でした。2003年は「仙台の保育園&学童ガイド」として発行しました。また本誌(朝日Will)で創刊当初から定期的に特集として取り上げてきた「介護」について福祉施設をまとめた情報誌も発行しました。「保育園&幼稚園ガイド」と合わせて安心シリーズと呼んでいます。 |
朝日Willの読者像として何か特徴的なことはありますか? |
早坂;最近男性の読者が増えています。例えばクロスワードパズルを載せると男性からのレスポンスが増えるといったことはありましたが、今は反応として顕在化していますね。今まで仕事人間って感じの方、50代、60代の方が多いです。酒蔵見学会といったイベントでは8割が男性参加者です。 |
読者層が変わってきたという感じですか? |
早坂;いや、大きくは変わっていないと思います。アンケートに応えるといった行動を起こさなかっただけで、でも読者として男性はいたわけです。変化といえば、読者の30%を占める県外からの転勤世帯からは、「もっと東京のイベントを紹介してほしい」という声が多かったのですが、現在は「もっと地元の情報を」の方が多くなっていますね。高速道路や交通網が整備され、不便だったエリア内の移動がとても便利になりました。こうしたことも地域情報へ興味を持つきっかけになっていると思います。特に仙台と山形はどちらも県庁所在地で、県庁所在地が隣接しているところって他にないんです。交流は盛んですね。ですから朝日Willは山形にも配布しているんです。情報を積極的に得ようとしていらっしゃると思います。特に団塊の世代と呼ばれる方たちは、歳を重ねるにつれて「お金がない」のではなくて「お金の使い所を探している」ように思います。 |
朝日Will或いは地域情報誌の役割や魅力ってなんでしょう? |
早坂;自分の育った場所のことって案外知らないものですよね。よく言われていることですが、隣近所との関係も希薄になっています。ですから自分の住んでいる町のことを知るためのツールとして使っていただければと思います。今までは口コミとか誰かから教えてもらったとか、日常生活で必要な情報がなかなか手に入らないですから。本誌では読んで楽しい情報だけでなくお年寄りについて、環境についてなど地域として考えてもらうきっかけとしての問題提起もしています。こうした企画が別の情報誌としてカタチになり、地域の人に役立っていると考えています。それと「人」。人にクローズアップしています。地域で活躍している人を表紙で紹介しています。これも朝日Willのこだわりです。 |
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≪編集長略歴≫ 福岡県福岡市出身。結婚を機に兵庫県尼崎市へ移り、現在も同市に在住。情報出版社で制作ディレクターを約10年勤めた後、退職。2000年3月より、現職。旅行が趣味の1女の母。 |