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Close Up 編集長ぉ!
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vol.08 山梨県
有限会社こうふ編集工房
マイタウン 編集長 大堀卓
まず、「マイタウン」と「こうふ編集工房」についてお伺いします。
大堀;はい、マイタウンという情報誌は、こうふ編集工房の前身である印刷会社の当時の専務が発案した新規事業で、1986年に一部門として出発しました。10年後に法人化、その後印刷会社から独立し今の有限会社こうふ編集工房になったと聞いています。

こうふ編集工房では、情報誌マイタウンの発行と、個人向けの印刷物、出版物制作が主なるサービスです。山梨では結婚式のときに新郎新婦の生い立ちなどを印刷物で配る慣習があり、その印刷物を個人向けの印刷物と指します。以前は式場経由でご依頼があったのですけどね。

山梨県の特性として、大都市東京へ通勤は難しいのですが、遊びに行くとなると日帰りできる距離ですので、若者は基本的に東京志向ですね。逆にクライアント様からは東京ではなく地元山梨にスポットライトをあてて欲しいという希望、要望は多いです。ちなみにマイタウンという名前ですが、他の地域の同じ名前の版元様との関係はありません。(笑)
大堀様はいつごろからマイタウンに携わっておられるのですか
大堀;マイタウンの編集長としては7年ぐらいですね。それまでは東京のデザイン会社でデザインの仕事をしていました。実は某航空会社の機内誌を制作していたんですよ。

当時は今のようにDTPではなく、まさに写植・版下・ロットリングの世界でしたので、当時は手の甲の親指部分が常に汚れていました。“その部分が汚れているのは業界人だ”とか、懐かしいです。昔は1㎜の間に何本線が引けるかという世界でしたよね。
やはり出版というお仕事には興味をもたれていたのですね。
大堀;そうですね 昔から“本”が好きでした。本に関する業界で何が出来るかと考えたときに、デザインが、その中でもエディトリアルデザインに落ち着きました。情報発信というより、モノ作りに興味があったんでしょうね。

いまは営業と制作はキッチリ分かれている為、制作に集中できる環境にあります。立場は編集長なのですが、デザインの仕事がしたいという気持ちは今も持ち続けています。(笑)

※エディトリアルデザイン:新聞・雑誌・書籍などの編集技法。写真・絵画・図表などを、ページ内に視覚的に整理配列すること。
マイタウン編集長のお仕事について教えてください
大堀;本の一番の読み物である特集のテーマ決定ですね。その他はレギュラーなので触りません。テーマ決定といっても実際はメンバーで企画内容について会議するのでそのまとめ役、誌面の方向性、舵取りをするようなものです。あとは“あまりページ”の“埋め作業”ですね。

“埋め作業”といってもマイタウンという雑誌のアピールの場でもあるので、だからこその面白い企画を出しています。他の地元メディア、新聞、テレビ、ラジオじゃやらないだろうという企画をやりたいんです。「ウチがやらなきゃどこがやる」っていうくらいの企画を。

でも実際に形になったのは「この先100m工事中は本当に100mか調査」「甲州弁はパソコン時代を乗り切れるのか」なんていう脱力企画モノばかりですけど。本誌の甲州弁でGO!というレギュラーページの企画コンセプトは、実は山梨県人が方言を活字で見ることが恥ずかしいという感情を対象にした企画で、マイタウンなら共有できる恥ずかしさというものを実は狙っています。恥ずかしさも心の動きですからね。
マイタウンという雑誌は山梨で根付いているのですね
大堀;お陰様で20代後半〜30代の方にはまずマイタウンの名前は認知されていると思います。我々が設定しているターゲット層がまさに20代〜30代ですから、本当にありがたい話です。逆に若年層10代にむけてどのようにマイタウンを訴求していくかが今後の課題でしょうか。「読者に応えられているか」、「売上はどうなんだ」は、やはり気になります。

2ヵ月ごとにデータがグラフ化された売上集計が出てきますので。今は業者に任せていますが、昔は自分たちで販売店に届けていた時期もありました。今考えると、当時の方がやはり現場の声がダイレクトに届きますので、刺激になりましたよね。
今後の方向性をお聞かせください
大堀;そうですね、マイタウンを発刊してきて今日まで、気がつけば本当に多くの山梨県の地域情報を取り扱ってきました。マイタウン、そしてこうふ編集工房の財産だと思います。

ぜひその情報を山梨や山梨の人のために活かしたいという強い想いを今持っています。マイタウンを大きくリニューアルするとかではなく、今のままで皆さんに変わらず情報を提供して、別冊で何か絞り込んだ情報を発信したいですね。こちらは販売収入だけの雑誌として出来れば理想ですよね。夢ですね。是非、別冊を出版したいです。
≪編集長略歴≫
1958年、山梨県南アルプス市生まれ。東京都内のデザイン事務所等を経て、1997年より現職。記事連載のために始めたラーメン食べ歩きが原因(?)で、現在中年太り進行中。方言を語り継ぐのはタウン誌の使命と、甲州弁コーナーは意地でも休まない。絵好き社内スタッフ3人が交代で描いている表紙イラストの当番が今年は回ってきていて、表紙のことが常に頭から離れない1年を過ごしている。そのため、趣味の日曜大工も休業中。物置小屋も木の上の秘密基地も作りかけのまま半年が過ぎようとしている。
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今月の人
編集長ぉ! 大堀 卓さん
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綺麗に整理された大堀さんの机。
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静かで落ち着いた制作部でした。発刊直後だからでしょうか・・・。
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マイタウンに送られてくるデモテープの山。なぜか机の上には藤山寛美のプロマイドがありました。
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キンチョーがほぐれてきた頃の大堀編集長です。
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こうふ編集工房へはこの看板を目印に。


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