昨年10月にリニューアルして、ずいぶん誌面が変わりましたね。 |
上妻;今までは表紙に読者モデルを使っていました。この状態でずいぶんと長い間続けてきたのですが、10月からは季節ごとのイラストを用いた表紙にしました。
リニューアル時にいろいろと考えたのですが、一目見て「変わったな」と思わせる方法はいくつもあります。たとえば読者が喜ぶネタを用意したり、ホテルやレストランなどの写真や、食べ物の写真を表紙に使ったり・・どの方法も、良いことはわかっているんです。ただ、それだと地元のお店が目立たない。ROUX CLUBがやるべきことではないのです。 |
以前にも、リニューアルというのは何度か経験されたのですか? |
上妻;昔は家庭へポスティングを行っていたんです。入っていないと苦情がくるほどでした。ただ、毎号の読者層に変化がないんです。広告のレスポンスが落ちてきて、新規の読者獲得を必要としていました。
そこで、「ROUX CLUBが必要な人は取りに来る」と考え、必要な人に届けるために10年前にポスティングをやめました。それ以来、事業所配布とコンビニ設置の2本柱で配布を行っています。 |
ROUX CLUBの制作で心がけていることは何でしょう? |
上妻;ROUX CLUBの役割だと思っているのですが、パブリシティーよりも広告を重視するべきだと考えています。よく「ROUX CLUBはどういう方向性を持っているの?」という質問を受けますが、それはありません。ルゥは、お客さんの集合体なんです。「広告が主役になる」のがルゥを作る上でで心がけていることです。
無料配布しているので、読んでもらうためにはそれなりのテクニックが必要です。いろいろ試行錯誤しながら制作していますが、例えば、文字。文字サイズを小さくして、文字量を増やすことやデザインを良くすることを考えたのですが、読者に「読め」とというのは考えてみればヒドい話ですよね。活字離れが叫ばれているわけですから。 |
スタッフの方はどのくらいいらっしゃるんでしょう? |
上妻;社員12名は全員営業です。デザインや写真は外部のスタッフに委託しています。スタッフは、1人を除いて全員が女性なんです。 |
営業の方はどうですか? |
上妻;創刊当初から年間契約をいただいているクライアントもあり、おかげさまで好調です。熊本にはグルメ専門誌があるんですが、ROUX CLUBに出稿することで普段と違う客層も来てくれると好評です。
年間契約の場合は話題作りに力を入れています。こちらから新メニューの提案を行ったりという具合です。うちは、営業スタッフが取材から原稿作成まで行います。営業スタッフにそのクライアントに対する責任を持たせているんです。テクニックがどうこうではなく、相手に好かれることをするのが大事だと思うからです。 |
編集長ご自身も、営業を経験されてきたんでしょうか? |
上妻;求人広告を見て冷やかし半分で受けたのが、この会社でした。入社したばかりの頃、周りは編集の経験者ばかり。自分で何とかしないと、と思って飛び込み営業に出たんです。そしたら年間契約が取れてしまって(笑)
今から考えると生意気だと思うんですが、「みんなが書いている原稿は、自分に書けないレベルじゃない」と言い放ったこともありました。それ以来、営業がクライアントの取材をして、原稿も書くというスタイルにしていったんです。 |