鳥取県は、情報が少ない…そこに発見したビジネスチャンス!それでサンドペーパーの創刊に踏み切ったわけなんですね? |
まさにその通りです。鳥取東部には、クーポンマガジンが少なかったのです。そこで広告主側にも“広告リーチ度の高さ”がメリットとされるフリーペーパーというメディアをチョイスしました。鳥取砂丘の“砂=sand”にちなんだ『サンドペーパー』と名づけて地域に密着し、いろいろな広告主の皆さまにご協力いただきながら、昨年ようやく創刊できました。
10年前の日本は、どちらかといえばフラットな情報が多かったのですが、最近は、よりディープに街を歩く。そして迫っていく…ある意味で時代の流れは、人間臭い部分に突入していますね。
そして少なくとも今のカタチが最終形ではありません。当初はクーポンマガジンとしてのスタートでしたが、Vol.3(夏号)から誌面内で読者に鳥取東部の遊び方というテーマを投げかけました。ひとつ進化した、とイメージしてください。
例えば、Vol.3(夏号)では、あえて『夜景スポット』を取り上げました。鳥取には、意外にもこういう情報がなく、逆に新鮮だったりします。
Vol.4(秋号)の特集『らっきょ畑』の“らっきょ”(鳥取特産品)もそうです。“らっきょ畑”がキレイであることを知られていても、その“らっきょ畑”に行ったことがない鳥取県民が非常に多いです。これは、県民性に問題があるのではなく、単に情報がないから…鳥取県民は鳥取県を遊び切っていないと思うんです。(ご存知な方は少ないと思いますが、鳥取はカレーのルー消費量No.1です!しかし鳥取県民でも知らなかったりする…)
鳥取東部で配布される媒体で、テーマをもった楽しみ方を提案しているフリーペーパーは『サンドペーパー』だと思っています。内容もある意味でスタンダードです。しかし、そのスタンダードさが鳥取では逆にニッチだったりするわけです。 |
スタンダードが逆にニッチだったりするわけですか…。 そのスタンダードであるがゆえの広告効果はいかがなんでしょう? また、Vol.3以降の誌面内容見直しよる読者や広告主からの反響はいかがでしたか? |
『サンドペーパー』は、消費行動に変革が見られた20代〜30代の方をターゲットに、鳥取東部の遊び方をどんどん提案していくつもりで誌面づくりをしていました。
そしてVol.3から誌面内容を見直した際、広告効果はどんなものか?と検証するため、読者プレゼントをスタートしてみました。読者プレゼントと平行し、実際の読者からアンケートを回収し、実際の読者の媒体利用状況を採取しました。そこで驚いたことは、40代の多数の方も利用いただいているという、嬉しくもあり意外なデータをはじくことができました。(20代〜30代の消費行動に40代の方が感化されているのでしょうか?この検証は今後の課題です)
そしてサンドペーパーは、製本化したマガジンタイプを採用しており、読者の媒体保存率(広告寿命)は間違いなく高い!と自負しています。季刊誌としてのクーポンの利用状況から申し上げますと、広告掲載いただいた広告主からは、1ヶ月目より2ヶ月目、2ヶ月目より3ヶ月目のほうが効果が高かったというお話をうかがいました。クーポンに記載の有効期限が、読者の消費行動を煽るのでしょうか?とはいえ、これがサンドペーパーの保存率(広告寿命)の高さを自負できる指標となっています。
また、広告効果をより上げる!という観点から、誌面づくりには特に気を使います。例えば「ドライブマップを設け、別ページで掲載した店舗はココです!」など、とにかく相乗効果を狙っていますね。 |
では、最後に…今後の『サンドペーパー』の展望をお聞かせください。 |
サンドペーパーは、「鳥取が遊べるエリアである」という牽引役となり、鳥取をリードする情報を出していきたいと思います。そして広告そのものを見直してみたいと思います。広告主と読者間の信頼がなくなってもいけませんし、それは媒体と読者間の関係も同様です。
もちろん、広告掲載のご依頼をいただければ、クーポンが増え、当然ページ数も増え、サンドペーパーとしてはとてもありがたいお話です。ただ、ページが増えた結果、あるページにクーポンをまとめたり…と今後の誌面づくりはじっくり検討していきます。それでもしもクーポンの効果が落ちてしまうと本末転倒なので、じっくり見極めながら紙面づくりをしていきたいと思います。(検討課題山済み…という感じです)
今後は、実際に読者にも出演いただき、直接の“生の声”というものも表現していきたいです。読者の起点で、どういった情報が受け入れられ、そして喜ばれるのか?その上で実際とかけ離れない広告にしたいですね。
『サンドペーパー』は、鳥取東部の“おもしろさ”“楽しみ方”を再発見できる存在でありたいと思います。今の季節で例えるなら…冒頭でも述べた、『絶景』『梨狩り』といった別々に紹介されがちな広告を『鳥取の“秋”を楽しみませんか?』のようにくくり、もう一歩突っ込んだ切り口で読者にテーマを投げかけていきたいと思います。 |